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投稿

なんとなく「幸せになりたい」と思える人間に。

私が こっちゃんを育てていて 母親として いつも心配に思っていることがあります。 「今、不安じゃないかな?」 「今、素直に楽しいと思えているかな?」 「今、どういう気持ちでいるんだろう?」 私はいつも 不安を取り除いてあげたいと思うし なんの心配ごともなく楽しんでほしいと思うし 小さな変化にも寄り添っていたい。 それは、同時に 「こっちゃんの中に私が母親として存在しているかどうか」 の不安があるからです。 子どもの中に 「 保護者が内在化 」していると 根源的な「 安心 」が得られる。 その「 安心 」が「 人が生きる力 」になる。 「 生きる力 」を持っていれば なんとなく 自分の未来に期待して 「幸せになりたい」「幸せになろう」と(無意識に)思う人間 になる。 小さいころのこっちゃんに、 私は 「母親」と認識してもらえていなかった。 そう実感する瞬間が何度も何度もあったのです。 子を産んだものにとって これほど虚しいことはありません。 私にとって療育とは 私を母親として認識し、信頼してもらうことに等しかったのです。 それがことごとくうまくいかなかった場合 どんな人間になってしまうんだろう… っていう不安がずっとありました。 なぜなら、私も自分の自己肯定感の低さを認識して、もがいているからです。 この【黒子のバスケ脅迫事件】の渡邊被告は 私が想像する悲しい結果をすべて持って生きてきた感じがします。 涙なしには読めない部分もありました。 ちょっと長いので 後半のふたつ、 「地獄だった小学校の6年間」 か 「犯罪者からの心に迫るメッセージ」 のどちらかだけでも読んでみてください。 私は 彼の育ちに同情するとともに 彼が受けてきたような子育てをしてはいけない、と強く思います。 あまりにも悲劇です。 【黒バス脅迫事件】実刑判決が下った渡邊被告のロジカルでドラマチックな『最終意見陳述』があまりにも切ない
最近の投稿

WISC

みなさま、お久しぶりです。 ちゃんとまとめて更新しよう…と思ったら いつまでも更新できないことに気づきました(^^;; …なので、これからは「随時」を心がけます。 ただいま、こっちゃんはWISC中。 結果は来週です。 その結果を持って、月末に教育センターと面談です。 就学に向けての準備がいよいよ本格化しています。

公開講座出席:発達障がい児者支援と家族支援を考える(クローバー主催)

NPO法人 北海道学習障害児・者親の会 クローバー 主催の 公開講座「発達障がい児者支援と家族支援を考える」に出席しました。 この公開講座は 「ペアレントメンター」という 一般的に発達障がい(の元になる)特性のある子どもを育てている親が その経験を社会に還元していくという活動について さまざまな立場の方たちが、いろいろな角度からレクチャーしてくれるものでした。 お話してくださった方々は… 北海道教育大学旭川校 特別支援教育分野の安達 潤先生や 札幌市保健福祉局 障がい保健福祉部長の天田 孝さんや 北海道保健福祉部 福祉局 地域福祉担当局長 内海 敏江さんや 北海道大学教授でクローバー顧問の室橋春光先生 札幌市自閉症・発達障がい支援センターおがる 所長の加藤 潔さん クローバー副理事長の長田じゅん子さん です。 ↑あぁ…漢字ばかりイヤだわ。読む気がしない(笑) よし。 誤解を恐れず、ちょー簡単に書くことにします。 メンター(menter)とは 「信頼のおける相談相手」ということです。 つまり 私のような、決して楽しくはない(個人的な感想です^^;)手さぐり子育てをしてきたお母さんが 今、まさにご自分のお子さんの発達や生活態度などについて悩まれているお母さんの 話を聞き、有益な情報を与え… 精神的な負担や不安を少しでも軽くしてあげられるような活動のことです。 この活動は 全国的に盛り上がりを見せています。 本当に必要とされている活動だ、と私は思っていますので当然の成り行きかな。 自分の子どもが発達のことなどについて 誰かに指摘されたとき… 私たち母親は 自分の子どもが発達障がいですって? まさか…? なんで、うちの子が? ってゆーか、発達障がいって何? そんなぐちゃぐちゃの不安状態になってしまいます。 そのような状態のとき 同じような経験をしたお母さんが、そっとそばにいて 「うん。うん」と親身になって話を聞いてくれる… そして、必要な情報をくれる… 今、目の前にある事実を少しだけ冷静に見られるようになる… …そういう活動をするのが ペアレントメンターです。 なんとも残念なことに 発達の問題は目に見えません。 …なので、診断にも時間がかかる場合がある

大活躍したハーネス(迷子防止紐)

今日、 ハハラボラトリー の打合せがあり その席でメンバーのお子さんへ 我が家で大活躍したハーネスを渡しました。 この僕が背負っているひつじちゃんです。 我が家で何十回も洗濯された、このひつじちゃん。 こっちゃんが1才8カ月から3才になる直前まで使用したものです。 このひつじちゃん、本当に本当に大活躍したのです。 こっちゃんの命を救ってくれた!(;_;)と思ったことも二度ほどありました。 10カ月で歩きはじめたこっちゃんは ひとりでどこへでも行きたがりました。 興味があるものを見つけては突進していきます。 うろうろするのではなく、ぴゅ~っとどこかへ行ってしまうので とにかく、追いかけるのがたいへんでした。 こんな状態で妹ちゃんが生まれるなんて…。 妹ちゃんが生まれるころ、こっちゃんは1才5カ月…。 私は、妹ちゃんが生まれたら こっちゃんと赤ん坊(妹ちゃん)を連れて どうやって外出するか、安全につなぎとめておく方法はないだろうか…と そのことばかりを心配して 何か良い方法はないかと探り続け、迷子防止用のハーネスの存在を知り そして この ゴールドバグのアニマルハーネス を見つけたのです。 もう、これしかない! そんな想いで購入しました。 このひつじちゃん、想像以上の大活躍でした。 肩とお腹の部分をホールドしているので つないでいる手を振りほどき、走り出しても、グッと引くと動きが一瞬止まります。 動きが止まった隙に 手をつなぎ直すのに、駆け寄ることができます。 妹ちゃんを抱っこひもで抱えている私が 手を振りほどいて突進するこっちゃんを制止するのは至難の業… 車道に飛び出すこっちゃんを、何度引きとめてくれたことか…(;_;) しかし、こちら 実は賛否両論でした。 特に、道行くおじいさんには不評のことが多かったです。 「こんなので、くくってー。かわいそうに」なんて言われることも…(ー_ー)!! 逆に、おばあさんには 「あ~ら~、今はこんな便利なものがあるのねー!」と言われることが多かったです。 ↑子育てに対する視点は、男と女では一生隔たりがあるんですね(笑) ま… 当時の私は どこで、だれに、どんなことを言われようと とにかく うっかり手が離れて

「偏見」に満ちた世界

…なんていうと、乱暴ですかね。 私はいつのころからか 世の中のすべてには表裏(良い部分と悪い部分)があると思って生きてきました。 なので ある事柄に対して、本人が「正しい!」と信じるのは自由であり、 それは尊重されるべきものだと思っています。 けれど その「正しい!」と思ったことを、自分以外の人に押しつけてしまうような状態になったとき それは「間違っている」と思うのです。 私は今、現役の母親による母親支援活動をしています。→ ハハラボラトリー ハハラボ では毎月、学習会を開催しています。 それは発達の気になる子どもについて、だったり カナダのファミリーサポートの理念を提供して座談をしたり、などなど…。 その学習会の中で ファミリーサポート理念の中の「偏見」について学ぶことがありました。 そのときに 他人や世の中の現象に対してだけでなく 自分で自分自身にも「偏見」を持っているのだな…ということを学びました。 例えば… 「専業主婦なんだから~くらいできてて当たり前」 「私は母親なんだから~して当然」などなど。 そうして「偏見」を意識しだすと… まぁなんと… 私の周りは偏見に満ちていることか! そして 私って偏見のかたまり!^^; と思うのです。 ここ最近の出来事をあげても… (1)座談会に出席された祖母と姑の立場の女性(79才)からの 「今のお母さんは幸せだと思う」 「そのくらいの年頃の子どもが一番かわいい。過ぎればかわいかったって思うわよ」  ※ご本人にまったく悪気はありません。素直な感想です。 (2)市民活動の相談コーナーにて 「 ハハラボ さん頑張ってますね~。今度、調理室で料理のものもやるんでしょ?」と言われ ハハラボ は料理教室みたいのはやらないですね。 自分のお家の料理だけで手一杯なので…^^;と答えたら 「まったぁ~!料理なんかしてるの?本当に?」   ※これまた悪気はなく、これだけ緻密な活動をしているんだから   ある程度のサポートがあるんだろう…と思い込んでおられるのでしょう。 (3)私が娘のことについて「気持ちの面で影響されやすいデリケートな部分があって…」 と、ある年配(60代)の女性に説明したところ 「お母さんが忙しく働いているから、寂しさからく

言葉づかいの成長

5才を過ぎてからのこっちゃんのお話しぶりったらすごいのです。 え!そんなステキな言い方できるようになったの!?と いちいち嬉しくなります。 先日、朝食にココアを出しました。 ちょっとまだ甘みが足りないかなぁ?と思いつつ そのまま出しました。 そうしたら… こっちゃん「ママ。このココア、ちょっと飲んでみてくれる?」 私「うん。(飲む)」 こっちゃん「どう?どんな味だった?」 私「ココアの味だよ。おいしいよ」 こっちゃん「こっちゃんはねー。あまりおいしくないように思うんだけど…」 私「確かに、あまり甘くないね」 こっちゃん「でしょ!もっと砂糖いれてよ~!」 …なんて! ついこの間まで「砂糖!」と名詞だけ叫んで、ブチ切れていた人とは思えません(T_T)感激。 もうひとつ。 ちょうど私たちのお風呂上がりに帰宅し、晩ごはんを温めていたパパに こっちゃんが「パパ、お茶ちょうだーい!」とリクエストしました。 「はい、どうぞ」とお茶を渡してくれたパパにひと言。 「仕事から帰ってきたばかりなのに、ごめんね~」 …だって!!! それはそれはパパも感激しておりました(^o^)丿 この話を 今日の「ことばの教室」で先生に話したら 先生も大いに笑って、一緒に嬉しい気持ちになってくださり、 そして 「お母さんがこれまで接してきたことが実を結んでいる」 というようなことを言ってくだって 素直に嬉しかったです。 じぃ~ん(T_T)としてしまいました。 私はてっきり、幼稚園の担任の先生の真似だろう…と思っていたんですけどね^^; そして 今日は、午後から「 こころとそだちのクリニックむすびめ 」で 田中ビネー式の発達検査を受けました。 結果は土曜日にお伺いしにいきます。 ちょっと結果が楽しみです。

講演会「始めよう!続けよう!楽しい自閉症支援」

昨日9月22日(土)、北海道自閉症協会札幌分会(ポプラ会)・自閉症援助技術研究会 共催の特別公開講座に出席してきました。 「始めよう!続けよう!たのしい自閉症支援」 ~自立した生活を支えるフレームワーク~ 講師は、 水野敦之(みずのあつし) さんでした。 児童発達支援センターぐるんぱの総括ディレクターなど コーディネーター系の肩書満載のお方です。 出席されていた方は、実際に仕事として支援が必要な方々と関わる職種の人が多いように感じました。 なので、 専門用語も飛び交い、早い口調でどんどん進むので 知識の浅い一般の主婦にはちょっと難しく感じました…(>_<) でも 始終、ちんぷんかんぷんだったわけではありません。 水野さんのお話を聞いて 「終わり」を指示する重要さを改めて知りました。 いつ どこで 何を どのように どうなったら終わりか 終わったら何があるか その本人にとって具体的な指示が必要。 確かに! 我が家でも、終わりが曖昧で、それに気を取られているこっちゃんが 何やらいろいろな問題を発生させますね…^^; もう一度丁寧に接していこう!と思いました。 震災時の支援の話など、少し胸が苦しくなりながらも勉強になりました。 避難訓練の考え方と方法も これは命に関わることですから、 ぐるんぱでの避難訓練の方法が全国のスタンダードになればいいと思いました。 講演会は勉強になるので大好きです。 自分が出席すれば、その内容をほかの方に伝えることもできます。 伝えたお母さんたちみんなで、話し合うことで学びが深まります。 興味関心があるものには、ぜーんぶ出席したいくらい! しかし… たいてい土日なんですよねぇ… 講師をされる先生たちにも仕事があるわけで、仕方のないことですが 子どもの発達に関するものはぜひ夫婦で出席したいのです。 でも 子どもと一緒にお留守番してもらえる人がいないとそれは叶いません。 友人、おば、義母がNGならば もう諦めるしかありません…。 だって ヘルパーさんや託児を頼んだら ひとり1時間700~800円かかります。 講演会場への往復時間を考えると、たいてい3時間以上になるわけです。 我が家の場合、二人目が半額としても 最低3